公務員の仕事

地方公務員(県庁)の出世コースはこの部署!

2023年6月27日

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地方公務員として働くうえで、口には出さないけど出世できるのか気になる人も多いと思います。

出世コースと言われる部署はどこなのか、気になる方はこの記事をチェックしてみてください。

この記事を書いてるのはこんな人

  • 建築職として26年間、県庁に勤務
  • 耐震、景観、公共建築の設計、公営住宅など建築に関わる部署だけでなく、技術職でありながら総務課や財政課に勤務
  • 2023年3月に51歳で早期退職し、現在はフリーランスとして活動

H2【地方公務員】出世しやすい部署の特徴

公務員の世界では、出世する人が行く部署があります。

ズバリ、以下のような部署です。

  1. 人、お金の権限を握っている
  2. 県庁や部全体の施策を把握している
  3. 目玉事業を進めている

1つずつ解説します。

1.人、お金の権限を握っている

人の異動や予算配分を決められる部署は県庁全体をコントロールできます。
もちろん知事の方針に基づいて人や予算を決めるのですが、その大役を任されている部署には出世する人が集まります。

2.県庁や部全体の施策を把握している

県庁全体の施策を把握している部署は知事との距離が近く部局へ指示を出す役割があるので、県庁のなかで上位に位置づけられます。

同様に、部全体の施策を把握している所属は部長との距離が近く、部内で上位に位置づけられます。

3.目玉事業を進めている

旬の事業を担当している部署は県庁の中でも花形です。
例えば、オリンピックや万博など国際的なイベントであればなおさらです。
失敗が許されないので有能な人が集まります。

【地方公務員】出世するのはこの部署!

この部署にいけば出世の可能性がありますし、ループすれば出世の可能性はどんどん高くなります。

どの部署もとても忙しく責任も重いのでストレスは溜まります。

出世したい人は行きたいですが、出世を考えていない人は絶対に行きたくない部署でもあります。

  1. 人事課
  2. 財政課
  3. 企画系の部署
  4. 各部局の総務課
  5. 目玉事業の担当課

1.人事課

県庁の人の動き(異動)を一手に担っている部署です。
職員のプライベートな情報も扱うので、真面目でコミュニケーション能力がある優秀な人が抜擢されます。

2.財政課

県庁全体の予算を仕切っているので、とても大きな力をもっています。

予算要求の時期には、事業課が予算要求資料を提出し、財政課は査定するために事業課へ質問や資料要求をします。
事業課にとっては、予算が認められないことには事業ができないので、財政課への対応は必死です。

そのせいか、財政課のほうが上、事業課が下という構図になってしまいます。

実際、財政課にはえらそうな人が多かったですね。
事業課は敬語で話ますが、財政課はボロカスに言う場面を何度も見ました。

3.企画系の部署

自治体によって違いますが、「政策企画課」「企画室」といった名前がついています。

県庁全体の施策を把握していて、部局への指示、部局間の調整を行い、県庁の頭脳として全体を取り仕切ります。

知事の所信表明の原案を作成するなど知事との距離が非常に近い部署です。

4.各部局の総務課

各部局にある総務課は部内全体の施策を把握していて、課への指示や課レベルの調整を行い部内の施策がスムーズに進むように部内全体をとりまとめます。

部長との距離が近く、部長と各課のパイプ役にもなります。

5.目玉事業の担当課

知事が公約に掲げた事業や強力に推し進めようとする目玉事業を担当する部署です。

オリンピックや万博など国際的なイベントはもちろん知事が公約に掲げた事業は失敗が許されません。
スケジュールが決まっているものも多く、確実に進める優秀な人材が必要になります。

出世する人の特徴

僕が公務員生活で出会った人で、出世する人には以下の特徴があります。

  • 頭の回転が早い
  • 会議で必ず発言し的確な意見を言う
  • 記憶力が良い
  • 態度が大きい
  • 人をバカにする
  • パワハラの気質があるが、上の人には愛想が良い

いい面もあれば悪い面もありますね。

仕事のできる人は、出世しやすい部署をループしどんどん昇任していきます。
特に、主査に昇任する時期が早ければ出世コースに乗っています。

まとめ

公務員の世界で出世しやすい部署を紹介しました。

出世したい人もいればしたくない人もいるので、どの部署に行くのが自分にとって良いのかは人それぞれです。

僕がいた県庁で、財政課に行きたくない人が財政課に異動したことがありました。
その人は、2年間の財政課での勤務を終えて、次の部署へ異動が決まった時に、財政課長へ「私の2年間を返してください。この2年間で大切なものを失いました」と訴えました。

それを聞いた僕は「花形部署へ行くのがすべてではない。むしろマイナスなこともあるんだ」と痛感したことを覚えています。

花形部署で仕事をするのは、本当にたいへんで残業も山のようにあります。ストレスも溜まります。

激務の部署で働いている公務員のみなさん、身体と心を大切にがんばってください。

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